今月に入り、私が通っているパン屋さんが2軒とも
軒並み大幅値上げに踏み切りました。
価格は全体的に約30%の値上げになります。
これが初めてではありませんから・・・
揚げパンなどは、80円⇒160円になってしまいました(涙)
2倍です、2倍!
材料費や人件費の高騰もあるでしょう。
でも問題はそこだけじゃない。
いま本格的な不況に向かっていることが、なんとなくわかります。
街のパン屋さんも続々と大幅値上げに踏み切る流れへ
Aというハード系が得意なパン屋さんでは
売れ残りのリメイク品が非常に増えてきています。
・・・・ムダにはできないという努力も感じますし・・・
材料費が安いハード系でも、大きく値上げしました。
Bという品数が豊富なパン屋さんでは
全体的に30%くらいの値上げに合わせて
サンドイッチ系の製造を終了するというお知らせもありで。
これ、衝撃です。
推測するに・・・サンドイッチはやはり高いですから
売れ残りが増えてきているのかな?ということ、と・・・
野菜などの挟む具材が値上がりしすぎていることで
それを価格に反映できないのではないか?
など、こういったことが予想できますよね。
具材の価格が2倍くらいになってきているのに
350円のサンドイッチを700円にして、誰が買うの?
売れない商品は、もう製造しない。
それくらいのコストカットに取り組んでいかないと
追いつかないくらいの経費の圧迫を感じますよね。
さらにお客さんの購入点数も減ってきていることがわかります。
ひとりひとりが1~2個くらいでも買う量を減らすと
売上が1~2割、簡単に減りますから。
このように、原因はひとつではありません。
複数の要因が重なり合って、ここにきての大幅値上げへ。
つまり・・そうしないと潰れてしまうような状況まで
街のパン屋さんは追い込まれているんです。
私たちが想像するより、たぶんギリギリ。
揚げパンって、おいしくって安いパンでしたから
大きく様相が変わってきたことに、状況の悪さを感じますよね。
無添加で焼いてくれるパンが今後は貴重になっていくかもしれません
私は自分でもパンを焼くので、小麦は備蓄しています。
・・・・今後、パン屋さんがなくなることも考えて・・・
あまり報道されていませんが(日本では真実が見えてこない)
小麦の不作も世界的には問題になってきています。
もしくは手が出せない価格帯になってきたときには
自分で焼こうと思っていますよ。
今年、お米もそうだけど・・・
パンの値段もみたことがない価格になるのかもしれない。
オイル系は相当値上がりしていくようですから
私も長持ちするまいにちのこめ油などは、少し買い足しました。
バターがさらに貴重になることも考えています。
さらに揚げパン系も値上がりしそう(涙)
私は市販のパンは添加物まみれで買うことがないので
こういったお店が苦境に立たされるのは辛い。
外出して運転するたびに、小さなお店がつぶれていくのを
最近は悲しい気持ちで見ています。
どこもかしこも、厳しい流れへ。
大手だけ景気のいいように報道されている内容よりも
身近に起こっていることにアンテナを張っていきましょう。
個人消費の静かなる落ち込みが
確実に大不況への予兆であることを見逃さずに
小さなサインへの対処と備えを続けます。
ではでは。