”マイホームを持つことは、安定につながる”
なんとなく、長くこんなイメージを持っていましたが、
この年齢になってくると、周りから色んな声もききます。
・ローンや維持費の支払いがしんどい
・引っ越しして別の場所に住みたい
・離婚して広い住まいが必要なくなった(子どもの自立など)
・台風や水害などの災害時がこわい
これは、所有することで生まれる不安や悩みです。
逆に言えば、賃貸なら抱え込まない不安であるのなら
必ずしも、持つことが安定にはつながりません。
所有することで不自由になる部分もある
安定とは、なんでしょうか。
安定とは?
物事が落ち着いていて、激しい変動のないこと。
基本的に、私たちは変化を嫌い・・
常に不安を抱えずに生きていきたいと思っているはず。
その為に、所有を選ぼうと思うわけですが。
逆に、所有することで生まれる不安や縛りがあるということ。
こういう側面が、あるんです。
私たち自身、今回のコロナショックの影響をうけたとき・・・
ふと「関西に戻った方がいいのかな」と。
沖縄から、また引っ越しすることも頭によぎりました。
学校、環境、仕事。
すべての面で有利になる場所に、その時々に移動できることは
どんな状況でも、軽く選択しやすい。
所有は、じつは安定にはつながらない?
このことを、中野さんのぜんぶ、すてればからも共感できる部分があって
家を買う。家を建てる。
ぜんぶ、すてれば
住まいを所有することは、いまだに多くの若者の目標になっています。僕はまったくそうしたいと思わない。なぜ家を買うのか。「ここにいつでも戻って暮らすことができる」という安心感を得られるからでしょうか。でも、それは逆に言えば、「ここにいつまでも縛られる」ということ。
家のために、不自由なことが増えていくということも
いまいちど、考えておくべきひとつだと感じています。
所有することは、何を意味するのか?
所有することで、人生を不自由にしていないのか?
この部分、忘れないようにしておきたい。
未来がどうなっていくか・・・あまりに不透明な時代へ
激変していく、世の中で・・
数年後、いま自分が勤めている会社であったり、
仕事があるという、未来すら読めない時代です。
そう考えると。
結局は、変化にすぐに対応できる身軽さが
不安定なようで、生活の安定になっていくのかもしれない。
こう思うことも、増えました。
35年のローンを組んで、この間に何が起こるか。
人生って、わからないものです。
わが家は、去年一年落ちの中古車を購入したんですが。
やっぱり、以前の古い車よりも台風の時が心配でした(笑)
所有すると、こういった不安が増えるでしょう。
持たなければ、不安は逆に減っていく。
その不安を増やさない。
これが人生を身軽に生きていくには、必要不可欠なこと。
安定を求めるが上に、本末転倒にならないように。
いかに軽く生きていくか。
もう一度、所有と向き合いたいなと思います。
ではでは。