私は、昔からバッグが大好きだったこともあり・・
買い物へいくたびに、手に入れることが多かったわけですが。
いまは手持ちを2つに減らしています。
そろそろ、新しいものが欲しいなと思ったとしても
以前よりも、買い替えの頻度はあきらかに低い。
それは、手に入れたときの幸福度が長く続かないことが
いまではわかるようになったから。
これは日常の買い物から、車や家でも同じことが言えます。
手に入れた時の幸福度のピークは、思っているよりも短い。
ぜひ、頭に入れておきたいことのひとつでしょう。
幸福度のピークは短いことを忘れないようにしておく
新しいモノを手に入れたときは、誰しもうれしいものです。
ウキウキして手に取ってみたりと。
最初はそうなんですけど・・・ だんだんとこれに慣れてきて。
それがあるのが当たり前になっていきますよね?
愛着がわいても、手に入れた時のテンションとは違うので
これが買い物による高揚感だなと、客観的に自分を見ています。
はい、客観的に(笑)
ですから、店頭でかわいいバッグを見つけても・・・
「うれしいのは最初だけ」と冷静に思えるようになりました。
おかげで、少ないモノでの物持ちは長い。
これは私だけではなく、「人間の特性」であること。
マイホームという夢が形になった瞬間は、物理的にも幸福度のピークといえます。しかし、残念なことに、この「幸福度」は続かないのです。すでに住宅を購入して数年経過した方ならおわかりでしょうが、そんな夢のマイホームに感激していられるのは、いいところ3年といったところでしょうか。これは住宅に限った話でない「人間の特性」ともいえる悲しい性なのです。どんなに大きな夢を実現しても、人は皆その幸福度に「慣れ」てしまうからです。
人生を賭けて「家」を買った人の末路
マグカップなどの小さなモノから、住宅における大きなモノまで。
手に入れた時がピーク。
私は、この特性を忘れてはいけないと思えるようになったことで
改めて・・・手に入れることを追い求めないようになりました。
最高に気分が盛り上がる期間は、短い。
長く続かないのであれば、手に入れるのはほどほどでいい。
いかに客観的に、特性を理解できるか?
その後、手に入れたモノが負担にならないようにすることに
意識を向けるようにしていますよ。
手に入れた後の現実の支払いをしっかりとイメージしておく
マイホームを購入して数年たつと・・・
ローンの支払い、税金の負担、修繕費のことなど。
支払いのことが中心に話題に上がるようになることからも、
残っていくのは「かかるお金の現実」なんです。
私の兄は、築15年ほどで外壁と屋根の修理に200万とか?
その上にエコキュートの交換が負担で、手放したいと考えているそう。
新築の賃貸に住んでいたこともあるのでわかりますが、
どうしたって、経年劣化は進んでいく。
どんなモノにも、これはつきものであることを忘れずに
手に入れたその後のことも、イメージしておきましょう。
私も、車をローンで購入してみた経験から
のちのちの負担を思い知って、いまは慎重になっていますから。
真新しさ
快適さ
それらには、人はいつか慣れてしまう。
この事実に気づかない限り、いつまでたっても
追い求めて、苦しく負担の多い人生になってしまうでしょう。
自分の感情をうまくコントロールして衝動と付き合っていく
私は、昔から飽き性で浪費家で、衝動的で。
色んなことにムダにお金を支払ったこともあるからこそ、
自分をどうコントロールするかと、向き合うようにしています。
でないと
同じことの繰り返しで、しんどくなるだけ。
電化製品ひとつにしても、最新の機種は常にでてくるので
ひとつかふたつ型落ちくらいでいいと思っていますし
車も、消耗品だと割りきって使っています。
洋服も買うけれど、買いすぎない。
そうしないと、欲望が自分の人生を圧迫してしまうから。
幸福度と、衝動的なピークは短い。
これを受け止めながら、欲望と付き合っていくこと。
改めて、忘れないようにしていきたいなと思います。
ではでは。