「所有する」ということは、何を意味するのか?

モノを減らしていく中で、
片付けとは違う側面を、よく見るようになりました。

それは、”所有する”ということは・・
何を意味するのか、ということ。

幸せにつながる反面、しばられていないのか?

自分自身も、一時期がんじがらめになったことから、
あらためて”所有する”ことの意味を問い続けています。

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持つほどに自由が失われていないのかどうか

片付け本が人気ではありますが。

ついつい読んでしまうのは、ドミニック・ローホーさん。

屋根ひとつ お茶一杯 魂を満たす小さな暮らし方が、
人生の本質を、しっかりと描いてある内容だったから。

”小さな住まいで持ちものも少なく幸せ多く暮らしたい”

そこから必要以上に足していくことで、
自分の人生を、不自由にしていないかどうか?

まさに、消費社会に一石を投じています。

西洋では、若者の多くが流行の服、最新の電子機器欲しさ故にクレジット払いにはまっています。その少し上の世代は、家のローン、車のローン、システムキッチンや家具のローン等でがんじがらめです。一体「所有する」とは本当は何を意味するのでしょう。

捨てる贅沢 モノを減らすと、心はもっと豊かになる

ズキッ

過去、車のローンですら・・しんどいと感じた自分には、
この言葉が、重くのしかかります。

手に入れることで、欲しい未来が手に入るようで、
かたや、その支払いと維持に追われて働く日々。

持つことが、必ずしも心の平穏にはつながらない。

がんじがらめ、という言葉が使われていますが。

まさにローンを組んでいる時には、
そうなっていたなと、思うんです(苦笑)

所有するようで

所有したものに、自分の人生を支配されていないか?

幸せになるために暮らしを便利にするためにそう思って、私たちはモノを手に入れていきます。でも、実際には・・・持ち物の2割ほど...

ドミニックさんの本を読むと、考えさせられます。

持たないことで自由でのんきに生きられる

捨てることで、得られる贅沢とは?

”モノに縛られない、自由でのんきな暮らし”

結局、私自身も基本的にここを目指しているんだな
いつもながら、読むたびに感じています。

これは、手に入れるときにはわかりません。

問題は、その後なんです。

そこから続く支払いであったり、
片づけや掃除の手間が、ずっと続いていくこと。

買うことの、所有することの向こう側を見ることで、
私たちは、自由を選択するようになりました。

結婚して12年。

そこからローンは、一度も組んでいません。

いまは、のんきに暮らしているので
自分にはこれが合っている、と思っています。

捨てる贅沢 モノを減らすと、心はもっと豊かになる
ドミニック・ローホー(著)
楽天ブックスはこちら

ドミニックさんの視点は、身軽に生きる上での
本当に大切なことを、いつも教えてくれるんです。

原点にもどれる、一冊。

少ないモノで満足しながら自由に生きる

20代のころ、会社の先輩に
「幸せって、手に入れることじゃないんだよ」と。

教えてくれた言葉が、いまでも心に残っています。

それを手に入れることで得られる幸せは
自分が思ったものではないかもしれないということ。

(5年以上前に、このことを記事にしていました)

毎日、テレビをつけていると 必ず車のCMをみますよね?かわいくて、かっこいい車たち。試乗にいけば、一気にテンションが上がり 「欲しい...

先輩、ありがとうございます^^

”本当は、それがなくても幸せだった”

のちに、自分が気づけたことから、
いまは所有の仕方が変わってきたことを感じています。

金銭の牢獄に繋がれて生きることよりも、少ないモノで満足しつつ自由に生きることも、どちらの生き方も私たちは選択できるのです。

大きく所有するよりも、小さな日々を楽しむことを。

どちらでも、自分で自由に選べます。

だからこそ、所有することの意味を問いかけながら
これからも”身軽でのんきに”生きていきたいと思います。

ではでは。