大手企業につとめていたり、公務員であったり、
安定してそれなりの収入がある人が”貯められる人”
そんなイメージが、私たちの中にあると思うんです。
でも、現実には収入と貯金額には相関関係がありません。
クレジットカード会社の調査で、「30代で1000万円貯められた人」の年収を調べたところ、その多くは「年収400万円から500万円」の人たちでした。ちょっと贅沢するとすぐになくなると思われがちな年収層です。たくさんのご家庭の家計簿を見てきた経験からいうと、そのご家庭の収入と貯金額には、驚くほど相関関係がないのです。
あぶない家計簿 日経プレミアシリーズ
”あの家は、高収入だから・・・貯められるんだ”
ということが、間違いだということが
このことからも、よくわかるんです。
収入と貯金額に相関関係はありません
じつは、このことにショックを受けていたのが、
共働きをしている友達でした。
友達は、夫婦で2馬力で働いていることから、
月々の収入は・・・それなりにあるわけですが。
手元には、あまりまとまった資産がないことに悩み
一度相談を受けたことがあります。
ちなみに、それは数年前のことで、
わが家の年収は400万台くらいだったと思います。
ただ、資産は1,500万円あったのを聞いて、友達はドン引き。
そのときにはじめて、人は見た目の生活だけでは
資産の有無を図れないことに気づいたそうです。
「毎月安定して、それなりの収入があるから」
この安心感が、少しずつのムダにつながっていき、
中の上家庭が貧因に陥ってしまうそうです。
逆に、それほど収入が高くなく安定していない家庭は、
それほどやりくりを甘くみていません。
これが、収入格差ではなく貯金格差と言われています。
人生100年時代は、まさにこの格差にこそ
もっと意識を向けておくべきだと感じています。
手取りが多い兄夫婦であっても、貯金できなかったそう
ハッキリと資産の額を聞いたことはありませんが、
兄妹(3人)の中では、わが家が一番低い世帯収入でした。
姉も、兄も、どちらも共働き。
兄夫婦は、夫婦で手取りが50~60万円だったそうですが、
結婚して15年以上・・・ ほとんど貯金がないそうです。
もちろんボーナスもあるでしょう。
でも、逆に収入が高いことで、ついつい外食が増えたり、
買い物することで、すべて使ってしまう。
これが、わが家にはありませんでした。
収入が高くないからこそ、ローンは組まないようにし、
旦那さんの収入でやりくりする。
自分は自宅で在宅ワークや教室で得た収入を
そのままコツコツと運用したり、貯金したり。
メリハリのある家計を目指していたことで、
10年も時間をかければ、それなりの資産になりました。
最初のスタートは、収入が多い方が有利ですよ。
でも、長期戦でコツコツと取り組むことができれば
暮らしを楽しみながら、資産を増やすことはできるんです。
収入が低いからこそ、早くから投資に取り組めたこと
収入が低いひとでも、憶の資産をつくり、
のちのち、悠々自適に暮らしている人もいます。
この前は、年収400万円台のかたが、
株の配当や優待だけで、年500万稼いでいる人を見ました。
もちろん、最初からそうなったわけではなく・・
夫婦で協力しながら、家計を管理し、
早くから、投資に取り組んだ結果でもあるでしょう。
私も、ボーナスなどがなかったことから、
お金を増やすことに、20代から興味を持ちましたから。
不利に見えることが、あきらかにマイナスではなく、
その中でも、上手に貯めている人は確実にいます。
少ないなら、少ないなりで工夫していくこと。
少額でも投資にまわしていくだけで
数千万の資産になることだって、夢ではありません。
収入の過多だけに目を向けない。
自分たちの中で、できることを考えながら、
これからもコツコツとやりくりしていこうと思います^^
ではでは。