不思議なもので。
私たちは、知らず知らず、
周りと同じお金の使い方を意識してしまいます。
ある水準に合わせることが、当たり前になっていないか。
とある大リーガーの話から、
自分の価値観をしっかり考えることの大切さを感じています。
メジャーリーグとして活躍するダニエル・ノイスという野球選手がいます。彼が提示された契約金は、日本円でおよそ2億円です。しかしノリス選手は、豪邸や高級車には目をくれず、ワーゲンのバンを選びます。彼はソーラーパネルなどを設置し、わずかな生活道具を詰め、月8万円の車上生活を始めたのです。
50歳からのゼロ・リセット
一般的にみれば、豪華な生活をしてもいいはずですよね。
でも、それは彼の価値観には合わないこと。
こういったブレない軸がある人は、淡々として・・やっぱり強い。
贅沢だと感じる基準は、それぞれであるということ
”これくらい稼いでいるから、贅沢してもいい”
その贅沢の基準とは?
クルマ、家、ブランド・・・?
つい、そこに世間的なイメージでは考えてしまうでしょう。
ですが、ノリス選手は違います。
派手な生活よりも、シーズンオフにはバンの中で、
自炊をし、サーフィンを静かに楽しんでいるようです。
これが、ノリス選手にとっての贅沢だということ。
刺激的なことより、穏やかな暮らしを。
何が正しいとかではありません。
自分にはこれが必要だとわかっていれば、
周りに流されずに、軸を持って生きられるということ。
基準はひとそれぞれ。
価値観を人に合わせていると、お金の使い方にまで
強く影響を受けてしまうことがあります。
持ち物だけで、判断することはできません
こういったスター選手の中には、
どれだけ収入があっても、破産する人も多いですよね。
”欲しいものが自由に買えることが、すごい”
という風潮もありますが。
それは、ほどほどでいいのかもしれません。
欲とは、手に入れるほどに増えていきますから、
逆に自分の人生を不自由にしていないのか。
ノリス選手は、何も持っていないようで
じつは精神的には、かなり自由を感じているはず。
結局は、持ち物で判断なんてできないんです。
持っているから、豊かなのかどうか。
いろんな価値観の人を知ることで、
シンプルな暮らしでいる魅力を感じるようにもなっています。
誰かに見せるために、手に入れていないかどうか
本当に欲しいモノを手に入れることは、
暮らしを豊かにする上で、必要なことです。
でも。
それが、誰かに見せるためになっていないのかどうか。
ここは、とても気を付けておきたい。
ひととして最低限の身だしなみを持ったあとは
誰かの基準や、見栄になっていないのか。
周りへの、同調意識を持ちすぎないこと。
自分たちの幸せにとって必要なことを大切に、
誰かの基準に合わせない暮らしを、続けていこうと思います。
ではでは。