使っていないのに、捨てられない。
それは支払った分のお金が、見えているからでしょう。
私も同じように、お金を捨てているような気がして、
いつまでも捨てられないモノがあったんです。
でも、これは「サンクコスト(埋没費用)」と同じ。
いま損切りしないと、状況はもっと悪化するんです。
ここで捨てたら、もったいない?
サンクコストとは?
すでに回収が不可能であるコストのこと。これまでにかけたお金がもったいなくて、引き返す判断ができなくなる。このような心理を「サンクコスト(埋没費用)効果」と言われます。
思い当たる節がないでしょうか・・・?
思い切って買ったけれど、使っていないバッグや洋服。
もういまの自分は使わないデザインであることが
頭ではわかってはいるけれど。
かけたお金分使っていないがゆえに、手放せない。
つまり、損をするような気がしてしまうんです。
でも、本当はその逆なんです。
一時的に損を出したような気がしても、手放す。
どうあがいたって、お金は戻ってきません。
それなのに場所やスペース、感情を支配されていることが
私たちの暮らしの風通しを確実に悪くするんです。
かけたお金に、感情を支配されないこと。
モノを判断する時には、忘れてはいけないんです。
高価なものほど、サンクコスト効果が強い
私の経験上からも、高価なものほど・・・
サンクコスト効果が、強く働きかけてきます。
あれだけ高かったのに、手放すなんて。
たとえ売れたとしても、定価の何割になってしまうか。
そう考えると、ますます手放せません。
でも、そうやって手放せないままモノが増えていくと
本当に必要なものが、わからなくなってしまいます。
そして、運も悪くなる。
執着は私たちの運気を大きく下げてしまいますから、
こういったモノが多いのなら、要注意!
私もアクセサリーやバッグで苦しみましたが、
どうしても人生をリセットしたかったので、手放しました。
勇気は必要でしたが、いまではスッキリしています^^
結局は手放した方が、人生で得をすることになる
手放すことは、一時的に痛みを伴います。
読んでみて、あまり面白くない本などでも
払ったお金を考えると、手放せないかもしれません。
でも、私はすぐに手放します。
他のことに、時間や空間を使った方が有効活用できるから。
”もったいない”は、私たちを縛り付けます。
すでに支払ったお金に、人生を奪われないこと。
もう戻ってこないお金だということも考えて
気持ちを切り替えるような、整理を心がけていこうと思います。
ではでは。