持ち家へのこだわりを「捨てる」ということ。

老後に持ち家があったら、一安心だし
家賃をずっと払うくらいなら・・・・と、

私の周りでも、ほぼ・・・みんな持ち家になりました。

いま賃貸である私でさえも、
買うのなら、老後なのかな?と考えていましたが

むしろ、年齢を重ねてからであっても
持たない選択でメリットがあるかもしれない。

生き方がラクになる 60歳からは「小さくする」暮らしを読んで
そう感じるようになったんです。

持ち家はずっとタダで暮らせるわけではない。

当事者の生の声を聞くことで、見えてくることとは?

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持ち家へのこだわりがなくなるということ

藤野さんは、私(38歳)よりも20歳ほど上ですが、
年上の方の考え方を知ることって、じつはとても大事なんです。

それは、将来の自分たちの暮らし方の参考になるから。

生き方がラクになる 60歳からは「小さくする」暮らしより。

夫はすぐに数字を示して説明してくれました。
マンションの7万円の管理費にプラスして駐車場代や固定資産税・・・・

賃貸にすれば、もっと安く暮らせるというのです。

意外と見落としがちですが、持ち家はずっとタダで暮らせるわけではありません。長く住めば、当然修繕費が必要になります。

じっさいに長く、分譲マンションに住んだことで感じたこと。

戸建てでは、管理費はないですが
修繕費は、それなりに自分たちで負担するようになります。

頭ではわかっていても
老いていく中で、こういう現実があることで決断する。

持ち家のこだわりをなくしていくことで、
藤野さんたちが、軽やかな生き方に変わっていく様子がよくわかる内容でした。

賃貸なら経済的にも負担をおさえられ、
自由に住む場所をかえていける、自由さがあること。

老いたときには、持ち家・・・ではなく
賃貸だから受け取れるメリットもある。

これを知るだけでも、私たちの選択の参考になりますよね?

高齢者は部屋を借りられないというデメリットさえも
いまはクリアしていける時代であることも、知ることができます。

年齢を重ねてから、持たない選択をするということ

年齢を重ねてから、家を持たない・・・身軽な選択をするということは・・・
子どもたちに何も残せないんじゃないか?

そう思うかもしれません。

でも、実際にはどうでしょうか。

親の大きすぎる家を、現実的に自分たちが住めるのかどうか。

こういうことも考えて、藤野さんたちは
「あえて元気なうちに、家を処分してしまう」選択をします。

残さない方がいい。

いまは親の片付けがブームになるくらい、
ためこまれたモノに困り果てる人が増えてきています。

だからこそ、あえて持たない選択をする。

これも時代にあった選択肢のひとつなんだと感じるんです。

子どもだって、働く場所が変わっていく時代・・・
フレキシブルさを求めるのなら、賃貸なのかなと。

生き方がラクになる 60歳からは「小さくする」暮らし
藤野 嘉子 (著)
楽天ブックスこちら

いつかやってくる20年後。

私も、身軽で生きていきたいなって・・・
そう共感できるような素敵な本でした^^

前向きに、持ち家を持たない選択を受け入れていく

私自身、新婚当初は悩むこともありました。

理想の家が欲しいな・・・と。

ですが、タイミングが合わないこともあり
家を買うということはないまま・・・今にいたり。

もう、持たないなら持たないで、いいかなって(笑)

以前よりも前向きに考えられるようになってきたんです。

家賃はもったいない、ではなくて
持ち家だって、ずっとお金が必要になること。

暮らしには必ず変化が訪れるということを考えれば
持ち家という選択は、捨ててもいい。

そう思うことが、私たちをラクにさせてくれています。

関連記事です。
「家賃がもったいない」という理由から、抜け出すことができそうです。

こうしなければ、と決めつけるのではなく、
こだわりだって手放せば、軽く生きられる。

私は、そうありたい。

藤野さんの選択から学ばせていただきながら
自分たちの暮らしに生かしていただきたいなと思います。

ではでは。