自分は片づけても、
同居している両親が片づけてくれない。
母が、片づけられない。
こういった相談はよく受けることがありますし、
じっさいに私もこのことを考えたことがあります。
でも、ここで大切にしなければいけないのは
相手をムリに変えようとしないこと。
片づけの問題を、無理やりやろうとしない
私の母は、買い物が好きで、ためこんでしまうタイプ。
そうなんです、娘と逆なんです(笑)
昔は、買い物好きの母をみては
「またモノが増えてる(汗)」と思うこともありましたが。
いま、一切そういったことを
母に言ったり強要することはありません。
片づけのことで相談されたら
「こうしてみたら?」とアドバイスはします。
でも、ムリに片づけることを押し付けることは
相手の人生に対して、土足ではいっていくようなものなんです。
ひとそれぞれ価値観や、抱えている心の問題は違う。
まして心はその人の部屋をあらわしているのですから、
そこをこじあけるようなことはしていかないこと。
いま家族が片づけられないを読み終えましたが・・・
読んでいると、心が切なくなります。
片づけられない、できない、心の痛みもある
これは、実話のコミックエッセイ。
実家の汚部屋と直面する、井上さんの悩みが
わかりやすくせきららにつづられています。
最初は、井上さんもお母さんを責めます・・・
でも、責めると号泣。
やりたいけれど、できない。
そこに行き着かないお母さんの心の痛みを知ることで
ただ誰かが片づけるだけでは解決しない、問題が見えてくるんです。
お母さんの心の問題にこちらが寄り添わない限り
強制的にやっても、もとに戻るだけ。
夫の場合も、同じくムリやりはダメでした(笑)
受け入れる体制になってくるタイミングまで
自分が楽しく片付けや掃除をしている。
自分ができることは、私もそれだけだったんです。
家族が片づけられない
井上能理子 (著)
楽天ブックスはこちら
変わることに期待せず、自分ができることをやっていく
井上さんのお話を読んでいると、
本人が変わろうとしない限り、変わることはないことがわかります。
シンプルなことなんですが、
このことを一番強く感じました。
でも、しんどいのは
なぜ変わってくれないのか?と、思っているこちらなんですよね(苦笑)
私も一時期はそう思うこともありましたが・・・
たとえ親でも、人生においての問題は
その人が乗り越えていくものだとも思うんです。
ですが、不思議なもので
私が片づけを楽しむようになってから、母も少し変わりました^^
まずは自分ができることをやっていれば
それは自然に周りにも伝わっていくのかもしれません。
そう信じて、
私は私にできることをがんばっていこうと思います。
ではでは。