小さな電気オーブンでも、手作りパンを焼く時に注意しておきたい3つのポイント

最近は、
大きめのハイスベックな電気オーブンが増えていますが・・・

そこまでいい機能がなかったとしても
おいしい手作りパンを作ることはできます。

ただ、電気オーブンを上手に使うときには
気を付けておきたい、3つのポイントがあるんです。

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焼成の温度は、ガスよりも20度高めにする

私は電気とガスオーブン、どちらも使っていましたが
両方には決定的な違いがあります。

それは、温度設定できたと思っていても
電気オーブンの方が庫内の温度が10~20度は低いということ。

ですから、同じようにレシピをみて
180度で焼いても、焼き色がつかない。

生焼けのような色になっている人が圧倒的に多いんです。

ですから、私はレシピの焼成温度を確認したときには
こんな風に設定しています。

焼成温度が180度の場合であれば

予熱は250度
焼成は200度にし、約7割くらい焼けたら190度へ落とす。

予熱から高めに設定しておかないと、
扉を開けるだけで、電気オーブンは温度が一気に下がります。

先日は角食プルマンを焼きましたが、
型にフタをして、220度で焼き上げてこの色合い。

ガスオーブンなら、200度で焼いていたので、
約20度は高めにしておいた方がいい、ということですね。

なるべくオーブンは一段で焼きましょう

今どきの電気オーブンは2段で焼けるようになっていますが。
私は1段で焼くのをおすすめしています。

2段だと一気に焼けるような気がしますが、
じっさいには熱のまわりが悪くて、焼けていない部分もあり。

その分、長い時間をかけて2段で焼くくらいなら、
1段で短時間に焼いた方が効率的に、きれいに焼くことができますよ。

長い時間焼くと、パンも硬くなってしまいますから・・

私は40~40グラムの総菜パンなら、
200~190度で11分で7個を焼いて、こんな感じです。

なかなか思うような焼き色ができないのなら、
思い切って1段で焼いてみてください。

熱のまわりが、全然違うことに気づくはずです。

予熱時間を計算し、発酵のタイミングをとる

最後に意外と忘れがちなのが、
電気オーブンはガスと違い、予熱に時間がとられるということ。

250度まで上げようと思うと、
電気ですと10~15分は必要になるんです。

こういったことも踏まえて、
最終発酵を終わらせるタイミングを見ておくこと。

夏場であれば自然に発酵するので、
私は30分くらいで庫内から取り出し、予熱をスタートします。
(冬場であれば、もう5分くらい待ってもいいでしょう。)

私は冷蔵庫の上に置いているので、
小ぶりなシャープの過熱水蒸気オーブンレンジを愛用しています。

本体も大きすぎず、庫内もわりに広いので
角食もきれいに焼ける上に、小型のパンも7個はならべることができます。

予熱も思っている以上に早いので(10分前後)
手作りパンを焼くのに、よく活用しています。

電気は少しのポイントで焼き上がりに差がついてくるので、
ぜひ試してみてくださいね。

では、電気オーブンで上手に焼く3つのポイントでした。