私が最初に物を捨て始めたときには
物が人生を支配している日常から逃れたい・・・とか
家計のことを考えて・・・とか
まったくそういうことは考えていたわけではなく
ただ片づけたい一心で捨て始めたわけです。
が。
手放せば手放すほど
捨てれば捨てるほど
気持ちが楽になり、その空間に気持ちよさを感じていくことがわかりました。
きっと最初はあなたも捨てることに罪悪感を感じるでしょう。
けれど
どこかの時点で「捨てることによる気持ちよさ」に気づきはじめます。
それは、生きることをスローダウンした高坂さんの本にも書いてあります。
使っていない物を使わなくちゃいけないという気持ち。
契約してしまったから、それを利用しなくてはいけないという気持ち。
それを捨てたり、解約したりしていくことで
驚くほど身軽になっていく自分の心と暮らしに気づくことで
豊かになるために買っていたもの、豊かになるために支払っていたもの
が
自分を見えない糸で縛っていたことにも気づくんです。
これって、豊かさの矛盾。
そういう縛り、見えない糸を手放していくことで
いままで抱えていた苦しみとも別れることができるんです。
そうして
本当に必要なモノに絞られた、心地いい・気持ちいい暮らしが手に入る。
もちろん
最初は、やはり罪悪感にかられながら捨てていくことになるでしょう。
でも
それを捨ててしまったときに
持っていたものから、解き放たれていきます。
パーーーーっとね。
そうして、いままで見えなかった自由や新しい豊かさがでてくるんです。
だから、きっと私はいまでも捨てることをためらわない。
縛られることは極力さけたいから。
心地いい暮らしに、沢山のモノなんて必要ないから。
高坂さんの本を読むと、ますますそう感じる。
これからも自由に生きるために、持たない暮らしは続けよう。
そう思う。